軍扇|伊賀風山流 兵法教室

兵法道具のご紹介

軍扇

軍扇

軍扇は、主将が手に取って兵を指揮する扇です。当流では、骨の数は八本、そのうち大二本は勝軍木を用い、それ以外の小は竹を用いるとされています。なお、勝軍木とは白膠木のことであり、聖徳太子がこの木を用いて四天王の像を作り、物部守屋を誅したという故事からこのように呼ばれ、兵器に用いられるようになりました。

団扇

団扇

団扇は、軍扇の形が円であるもので、軍配とも呼ばれます。中国では、諸葛孔明が司馬仲達との戦いの時に用いていた白羽扇のほか、五明扇、六角扇などの種類があります。当流では、柄には勝軍木を用い、扇には練り板あるいは竹を用いた上で、朱漆を塗り、金銀で表裏に日月を描くと定めています。

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